安易な試験方法で安易な地盤解析を行ったその先には、どれも同じ結果にたどり着くようです。

その結果が「地盤改良工事」です。

地盤改良工事は多くの問題をかかえていると言われておりますが、いったい何が問題なのでしょうか?

下記が地盤改良工事が行われた場合の問題点です。

地盤改良施工費の問題

数十万円~百数十万円が相場となっており、非常に高額な工種です。

工事内容にもよりますが、何百万円になることも…

工種・工期の問題

工期に余裕が無い場合は、厳しい工程になるでしょう。

騒音や材料の飛散が伴う工種が増えるのは近隣住民に対しても気を遣います。

お客様の土地資産価値を下げる可能性についての問題

2003年1月から土地の評価方法が変わり、土地に埋設物があると、設物の撤去費用が土地評価額から差し引かれるようになりました。

地盤改良工法に用いるセメントや鋼管は埋設物にあたる(隠れた瑕疵に該当する)ため、不動産売買時のマイナス要因と見なされます。

埋設物の撤去にかかる費用や土壌汚染の浄化費用は、施工費用の数倍と言われています。土地評価額から撤去費用や浄化費用が差し引かれ、資産価値が数百万円規模で下落するケースも少なくありません。

環境汚染の問題

重機の使用や材料の輸送により多くのCO2が発生します。

また、地盤改良にセメント及びセメント系固化材を使用した場合、六価クロム※が発生し、土壌汚染を招く可能性があります。

地下水の汚染にもつながることから、近隣への環境汚染が心配されます。

安易な調査方法の選択や過剰設計の結果で地盤改良工事が無駄に施工される事など、決してあってはならない事だと、御理解いただけたのではないでしょうか…